W.W.クロンク
1983年に夭折したWilliam W.クロンクは、”アートナイフの父(Father of the Art Knife)”とも呼ばれる伝説的ナイフメーカーです。カスタマーデザインの一品物(ワン・オブ・ア・カインド)のナイフを中心に作り、200本あまりの珠玉の作品を残しました。彼以前にこれほどのオリジナリティあふれるアートナイフを作った者はなく、当時のナイフショーでは彼の新しい作品を見るために、彼のテーブルに多くの客がつめかけました。複雑な曲線が絡みあう美しい形状は、ほぼ手作業で生み出されています。その技術、センスによって作られた作品はどこか神秘的な雰囲気さえ漂わせます。