熱処理料金
ナイフの熱処理の価格は、下記の通りです。
ナイフの形状以外のものは、シースナイフと同額になります。
※熱処理にはショップ・メイトチケットはつきません
- シースナイフ 一般的なステンレス鋼材(ATS-34,CRMO-7,etc・・・)、炭素鋼:¥1,100/本
- ハイス鋼:見積もり
- フォールディングナイフ 1組3パーツまで: ¥1,580/組
- 3パーツ以上の追加パーツ: ¥220/パーツ
お預かり期間
熱処理品のお預かりは、週2回行っています。
- 月曜日~水曜日の午後3時までに受付分は、土曜日に発送。
- 木曜日~日曜日の午後3時までに受付分は、翌週の水曜日に発送。
※直近の熱処理日程については、熱処理日程カレンダーをご覧下さい。
基本的には後払いとなります。お預かりしたものを返却する際に振込用紙を同封しますので後払いでコンビニ・郵便局などでお支払いをお願いします。もし代引きや、クレジットカードでの返却をご希望の場合は、その旨を書いたメモを同封してお送りください。
ご注意
- 窯の混み具合により、お預かり期間が長くなる場合がございますので、あらかじめご了承下さい。
- 年末年始、GW、盆休み、連休などにあたる場合は変更となる場合があります。
- 鋼種によってお預かり期間が異なるものがございます。詳細は下記の通りです。
- 一般的な鋼材→3~7日程度(ATS-34,CRMO-7,440-C,D-2,HMS-67,CV-134,V金10号,銀紙1号,ZDP-189,カウリY,カウリXなど)
- 炭素鋼、ハイス鋼→7~15日程度
熱処理の送付先
熱処理をするナイフ、治具等のお送り先は以下の住所へお願いいたします。
住所: 〒175-0094 東京都板橋区成増2-26-18-101 マトリックス・アイダ 宛
TEL: 03-3939-0052
熱処理お引き受けに関するご注意
- 銃刀法に抵触する疑いのある刃物は、原則として着払いにて返送させていただきますのでご了承下さい。
- 日本刀、短刀、剣、槍、なぎなた、太刀、銃剣、またはそれに酷似していると認められるもの。
- アイクチ(合口)としての「こしらえ」の体裁となっているもの。
- 通称・ドスと呼ばれているような、峰がストレートなもの。
- 飛び出しナイフ製作用の加工がしてあるブレード及びスプリング等の部品。
- バタフライナイフのための加工がしてあるブレード及び部品。
- ダガー(短剣)の形状で刃渡り5.5cm以上は刀剣とみなされます。
- その他常識的に判断して異常な形状、または不穏当な体裁に仕上げる恐れのあるもの。
みなさんとマトリックスアイダの良識と常識は一緒です。不明な点はお問い合わせ下さい。
- 当社で処理するナイフは、全長45cmまでです。これ以上の場合は、お問い合わせ下さい。
- 真空炉の中に一本ずつ、丁寧に吊るして処理しますので、ナイフの安全と熱処理の品質保持とのために、タング(柄)に2mm以上の穴をあけるようにご配慮下さい。
- 当社で販売していない鋼材でも熱処理はお引き受けいたしますが、必ず正しい鋼種名を明記してください。鋼種や名前をマジックで書くのは、タングの部分だけにして、ブレードには絶対書かないで下さい。
- 鋼材に「黒皮」が付いている場合、焼きが均一に入らないため、ナイフ表面の「黒皮」は必ず落とすことをお勧めいたします。
- ダマスカスと称して販売されている鋼材の中には、熱処理により剥離・焼き反りが起こるものがあるので予めご承知おきください。
- 削り方によっては「焼き曲がり」「反り」などが出る場合もあります。一窯で数十本から100本の同じ鋼種のナイフを熱処理する中で、特定のものだけに不都合が発生するわけですから、原因は基本的には研削技術にあるものと判断しております。
- 片刃のナイフや包丁には、「焼き反り」が発生しやすいことを予めご承知おきください。
- 熱処理後の研削、穴あけ作業は非常に困難です。穴あけなどは絶対に忘れないで下さい。
- 熱処理前のブレードの磨きは、バーキングの方 →#120程度までで十分です。
汎用機使用の方 →#400程度まではやりましょう。
手仕上げの方 →#600程度までは終わらせておかないと、後が大変です。但し、CV-134など、焼入れ硬度の高い鋼材の場合には、出来るだけ手仕上げに近づけておいた方が、後が楽になりますし、良いナイフが出来ると思います。 - 熱処理に出すときに残して欲しいエッジの厚みは0.3~0.5mmです。この厚みは、鋼材自体の厚みと、製作するナイフの形状により異なります。
- 熱処理を発送される際は、追跡の出来る書留郵便、ゆうパック、宅急便等をお使い下さい。無くなると大変です。
梱包する際は、厚い丈夫な当て紙などをしましょう。自動分別消印機のローラーで曲がります。また、ナイフが中で動くと危険ですし、ナイフの先端を傷めてしまいますので、しっかりと養生してください。
※補足
ベルトグラインダーをお持ちの方が薄物の包丁を製作する場合、焼入れ後に薄くする方法をとることをお勧めいたします。