No.011 飯島和男 / サバイバルペティ

エントリーナンバー:11
氏名:飯島和男
モデル名:サバイバルペティ
刃長:130㎜
全長:235㎜
鋼種:D-2
ハンドル材:マイカルタ
ヒルト・ボルスター材:
シース材:カイデックス
使用した機械・工具:ベルトサンダー等
応募者以外の加工・製作:ナイフ、シース全て 岩本伸一氏(本人はプロデュース)
カテゴリー:シースナイフ
アピールポイント、苦心した点:
<はじめに>
このナイフは私のマーケティングコンセプトを、SNSで知り合った北海道の岩本伸一氏の協力を得て形にしたものです。日本のナイフ業界に希薄な「欲しいナイフ」「売れるナイフ」というマーケティングコンセプトをプレゼンテーションしたく、応募した次第です。

<企画意図>
家で一番大きな刃物が堂々と使える場面といえば、台所で包丁で料理をすることです。しかし、日本の包丁は薄く、フィールドでは使えず、ましてやナイフを所有する満足感も得られません。また家でナイフを使う場面もSNS上で見かけますが、せいぜい皿の上の肉を切るぐらいです。実際料理に使うとしても、ナイフで根菜を切ろうとしても割れてしまいます。
そこで企画したのが、<ナイフの外観機能を有し、包丁としても使えるナイフ>「サバイバルペティ」です。

・サバイバル=6㎜D-2鋼フルタングでバトニングにも耐える頑丈さ。
・ペティ=根菜を割らずに切りキャベツの千切りもこなす細やかさ。しかも外観は優美。

<補足>
昨今のソロキャンプブームにおいてナイフを使ったバトニングとファイヤースターターによる着火が定着しつつあります。「ナタやライターを使え」と、昔からのキャンパーは言いますが、一度広まった用法は修正不可能です。むしろシースにファイヤースターターを装着することこそ、今の時流に沿ったものだと思います。今回はSNSという制約があり依頼が困難で、シンプルなケースになっておりますが「欲しいナイフ」「売れるナイフ」というマーケティングな面からは付けたかったと思います。