エントリーナンバー: | 29 |
氏名: | Tulugaq 大島章嘉 |
モデル名: | 2インチ トゥールガーク(ワタリガラス) |
刃長: | 51㎜ |
全長: | 138㎜ |
鋼種: | VG-10 |
ハンドル材: | ウッドマイカルタ ココボロ |
ヒルト・ボルスター材: | ニッケルシルバー |
シース材: | 革 |
使用した機械・工具: | 自作ベルトグラインダー、自作ベベル治具、自作ナイフ万力 |
応募者以外の加工・製作: | |
カテゴリー: | シースナイフ |
アピールポイント、苦心した点: |
趣味人として苦労したのは時間作りでした。音の出る加工は休日の昼時の2時間。そして青空工房を庭に設置、終わると片付けるというルーティンの休日。製作期間は4か月と長いが、加工に費やす時間よりもナイフや部品を眺めている(観察している)時間がほとんどのような気がします。妄想が…。
加工は試行錯誤の連続で質問メモを携えてMatrix-AIDAさんに足を運び、質問攻め、嫌な客だったのでは。それでも快くお答えいただいたお陰で助かりました。
当初はスティフホーンをイメージし、シティナイフになりどんどんブレードが短くなり、タウンナイフ?ビレッジナイフ?になってしまいました。2インチという小さなブレードですが自己満足できる出来となりました。2㎜という厚さでベベルを出すのに苦労しました。ハンドルの穴あけは失敗の連続で材料を幾つ使ったことか!そしてハンドルの形状・デザインは一番の悩みどころでした。ハンドル底辺はストレートに近く上辺はコークボトルシェイプ、正面から見ると台形に近い卵型。に仕上げたつもりです。
思いのほか苦労したのがロゴのデザイン。このデザインになるまで約ひと月と長い時間がかかり相田さんにはご迷惑をおかけしました。
ナイフ製作とは「決断する事の連続」。鋼材など材料コスト、工具のコストのなんと高い事か!
お陰様で人生3作目にして満足度の高いナイフになりました。